コラボアイテムが生まれるまでインタビュー「isso ecco × mikke!」
流山発のコラボアイテムを開発することになった「イッソ・エッコ」と「ミッケ!」。
はたして、2つのお店はどのようにして出会い、ものづくりを進めていったのでしょうか?
今回、それぞれの代表と流山おおたかの森S・Cの担当者、計3名にお話を聞いてみました。
ひとつのアイテムが生まれるまでには試行錯誤の連続だったようで・・・!?
isso ecco について
フレッシュ! カラフル! ピースフル! 毎日の暮らしに、新鮮で大人かわいいデザインを。タオル、テーブルウエア、ベビーグッズ、インテリア小物、バッグなど生活を鮮やかに彩るライフスタイルグッズが揃います。
mikke! について
「誰かのちょっとしたヒントで、いつもの暮らしがちょっと変わる」をコンセプトに、さまざまなジャンルのワークショップ、講座、施術などを日替わりで展開。作家さんが心を込めて制作したハンドメイド雑貨も販売します。求めていたモノ、コト、ヒトとの出会いを作り出すお店です。
INTERVIEW 01出会いは突然に…!!
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接点のなかった2つのお店、実は相性バツグンだったんです。
流山おおたかの森S・C 田中さん(以下敬称略):始まりは本当に突然でしたね。古屋さん、佐々木さんとは普段から、それぞれのお店について「今後はこうしていきたいね」みたいな話し合いをずっとしてきました。その延長線上で「何かおもしろいことできないかな?」と。
isso ecco代表 古屋さん(以下敬称略):本当にそんな感じでしたね。「ショップの運営だけだとこれからはおもしろくないし、イベントやコラボとかできたらいいよね」って。特にコラボレーションはこれまでにないものが作れるだろうなあと漠然と思っていて、田中さんにコラボ相手を相談してみたんです。
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田中:そこで頭に浮かんだのがミッケさんでした。そもそも、ミッケさん自体が様々なジャンルのプロフェッショナルなスキルを持つ人(ミッケプロメイト)と流山に暮らす人とをつないでくれる場所で、ミッケプロメイトの登録者数が増えれば増えるほど体験内容も広がる業態なんです。オープンしてまだ2年くらいなんですが、これから先、流山に根付いた存在になってもらうために何か企画したいなとは思っていました。
イッソ・エッコさんは一人のデザイナーが取り仕切っているようなブランドではないので、相性も良さそうだなと。一緒に取り組む相手のバリエーションが増えれば増えるほど生まれる商品の可能性も広がるでしょうし。「イッソ・エッコさんのコラボ相手にミッケさんを!」という提案は非常にしやすかったです(笑)。
作りたいのは、流山の暮らしにフィットする商品。
古屋:そうなんですよ。イッソ・エッコはテキスタイルをメインに「産地メーカーと組んで商品開発をする」というコンセプトでやってきたんですが、「これからは個人作家さんと一緒にものづくりをする機会も増やしていきたいよね」ということで前から少しずつはじめてはいたんです。そんな状況だったのでミッケさんとのコラボを提案されたときは即決でしたね(笑)。「ミッケさんに登録している作家さんたちからは、いったいどんなアイデアが出てくるんだろう?」って、ワクワクした気持ちが大きかった。
それに、「流山で暮らす人たちのライフスタイルにフィットする商品が生まれるかもしれない」という期待もありました。うちは青山を拠点としているブランドなんですが、青山では売れるのに流山では売れない商品ってどうしてもありますからね…
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mikke!代表 佐々木さん(以下敬称略):ミッケはもともと認知度がないところからスタートしているので、東京でも流山でも人気のイッソ・エッコさんとコラボできるなんて有難かったですね。「もう、ぜひぜひやらせてください!」と(笑)。それに、ミッケプロメイトにとっても良い刺激になりそうだなと思いました。プロメイトの満足度を高めていかないと、その先にいるお客様にも良いものを提供できないですしね。「ミッケに登録していたからこそ、イッソ・エッコさんとのコラボに参加できた!」そんな風に思ってもらえたらいいなと。
田中:「イッソ・エッコさんとミッケさんなら、インプットとアウトプットがしっかりと噛み合って流山発のおもしろいコラボレーションになるはず…」始まりは突然でしたが、上手くいくイメージだけはありましたね。「流山発の商品ができたらいいね」という思いを共有しながら、とりあえず何ができるのか探ってみることにしたんです。
INTERVIEW 02大変だけど、それ以上に楽しくておもしろい。
新しい挑戦にとまどいを隠せない作家さんたち。
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田中:プロジェクトそのものは、最初に商品開発のスケジュールをざっくりと立てたうえで、説明会を開催するところからスタートしましたよね?
佐々木:そうですね。古屋さんからミッケプロメイトに直接メッセージを伝えていただきました。
古屋:まずは「イッソ・エッコって何?」という説明からはじまって。商品開発については制限を設けるとやりにくいかなと思ったので「お題は“布”です!」とだけ伝えて(笑)。まあ今思うと、もう少し具体的に提示してあげた方が良かったのかもしれないですけど。
佐々木:そうかもしれませんね(笑)。ミッケプロメイトの中に布を扱うジャンルの方がほとんどいなくて。私は「やったことのないジャンルだからこそおもしろい何かが生まれるのでは?」って期待していたんですけど、みなさん最初はかなりとまどっていましたね。
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予想外の事態でスケジュールが大幅に変更!
古屋:それでも最初は10個くらいアイデアが出てきたよね?
佐々木:はい。でも途中で新型コロナウイルスの感染が広がってしまって…その影響で続けられなくなった方も出てきてしまいました。
古屋:ちょうど提出してもらったアイデアに対して、「とりあえずイッソ・エッコの生地をお送りしますのでサンプルを作ってみてください」とお声がけしたタイミングでしたよね。断念される方もいるなかで、「技術的に素晴らしい」「アイデアが素晴らしい」この2点をクリアした方たちと商品開発を進めることになりました。
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佐々木:やる気のある方ばかりですよ。アイデアの被りもなかったし、「子育てサロンを開催している方が、縫製の得意な作家さんとペアになって子供用エプロンを作る」といった具合に一生懸命アイデアを膨らましてくれました。結果的に一番大変だったのは古屋さんかもしれませんね(笑)。何度も調整してくださったので…
古屋:いえいえ、僕は楽しかったですよ!ただうちのデザイナーやバイヤーが、ミッケさんから出てきたアイデアを消化するのにちょっと時間がかかってしまいました。これまでやったことのないジャンルもあったので。それに「可能性に満ちたアイデアをどのようにして商品化につなげようか?」というプレッシャーもすごくありましたね(笑)。「これはできません」って突き返すのではなく、「このアイデアをどう活かしたらいいだろう?」って。
佐々木:当初の予定通りワークショップをやれていれば、もっとスムーズに進んだかもしれませんね。
古屋:そうなんですよ!もともとワークショップを開催する予定だったんですが、これまた新型コロナウイルスの影響で中止になってしまって。本来ならワークショップで直接お客様の反応を見て、そこからさらにブラッシュアップしていく流れだったんです(笑)。
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古屋:はい。例えば、ペーパーフラワーの作家さんに対しては「この生地のこの柄をモチーフにした作品は作れませんか?」みたいな感じで何回もやり取りを重ねました。せっかくコラボするのだから、作家さんの技術が最大限に活かせるものであってほしいし、ファブリックのデザインも上手く活かしたいじゃないですか。そこがコラボならではの大変さかもしれませんが、同時におもしろくて楽しいところでもありました。
佐々木:私の場合は、イッソ・エッコというブランドの世界観を壊さないように、発案者とイメージを共有する作業が難しかったですね。とにかくイッソ・エッコさんにも「ミッケとコラボして良かった」と思っていただきたかったので、ずっとドキドキしっぱなしでしたね(笑)。
田中:みなさんお忙しいなか本当にありがとうございました。スケジュールの変更などもありましたが、たくさんの人たちに協力していただいたおかげで流山発の素敵なコラボアイテムが生まれましたね。第一弾は10月1日(木)に流山のイッソ・エッコさんで販売を開始する予定です!詳細は追ってイッソ・エッコさんのホームページでも公開されますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。さらに、第二弾も年内に販売できるよう進めていますのでそちらもお見逃しなく!
※インタビューはマスクを着用のうえソーシャルディスタンスを確保し、換気に留意しながら行いました。
- >> INTERVIEW03 coming soon!!
2020年10月1日(木)販売スタートコラボアイテム 第一弾
「isso ecco」と「mikke!」
について
イッソ・エッコフレッシュ! カラフル! ピースフル! 毎日の暮らしに、新鮮で大人かわいいデザインを。タオル、テーブルウエア、ベビーグッズ、インテリア小物、バッグなど生活を鮮やかに彩るライフスタイルグッズが揃います。
ミッケ!「誰かのちょっとしたヒントで、いつもの暮らしがちょっと変わる」をコンセプトに、さまざまなジャンルのワークショップ、講座、施術などを日替わりで展開。作家さんが心を込めて制作したハンドメイド雑貨も販売します。求めていたモノ、コト、ヒトとの出会いを作り出すお店です。
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