第10回 おおたか塾 「“インテリア”としての書」

2008年10月19日 UP

レポート

実施内容:
『書』というと、子どもの頃のお習字の時間を思い出す方も多いのではないでしょうか?しかし日本の『書』は、欧米ではアートとしても関心や評価が高く、注目を集めています。また最近では、日本でも『書』の素晴らしさが見直され、リビングや玄関に飾ってインテリアとして楽しむ人も増えています。そこで今回のおおたか塾では、『書』をもっと身近に楽しんでもらうための講座が開かれました。
講師は書道家の大橋陽山先生。先生は、書道家のお父様に5歳から指導を受け、高校2年生で師範を取得。『書』の伝統と古典を重んじながらも、現代との融合にベクトルを合わせた独自の活動を展開されています。「文部大臣賞」や「グッドデザイン賞」などを受賞された他、海外でも多くの作品を発表され、日本の美を世界に向けて発信されている方です。
講座ではまず、先生の作品がスクリーンで紹介されました。「文字ひとつ、例えば月という字を表現するにしても様々なイメージを考えることが出来る」と先生。一文字から広がるアートの世界に皆さんも興味津々の様子でした。

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そして、いよいよワークショップのスタート!実際に筆を持ち作品を創作していきます。今回の課題は「風」と「花」。この2つの文字を記号ではなく、絵画的な表現として捉えてみようというものです。「筆の持ち方や持つ位置、筆の置き方でも違った味わいが出ます。自由にいろいろ試して下さい。」と先生のアドバイスを受けながら、皆さんも早速半紙に向かい、自分のイメージで作品を創っていきます。墨の濃さや滲み具合でも表情が変化し、『書』の奥深さ、面白さを実感。今までの『書』とは違う世界に、誰もが引き込まれていきました。先生も会場内を見て回りながら、指導にあたってくださいました。自由に様々なイメージで文字を書いて練習。そして講座の最後には、受講者の皆さん全員が色紙にどちらか好きな文字を描いて作品を完成させました。この中から先生が優秀賞を決定。選ばれた方には、先生から作品を飾るための額が贈呈されました。

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受講した皆さんからは、「いつもと違う感じで書を描くことが出来て楽しかった。これからは書をインテリアとして楽しみたい」「自由に表現する方法を学べておもしろかった」「学校の授業では書道が嫌いでしたが、今日書道が楽しいことを、初めて知りました」と言う声の数々。皆さん、それぞれに新しい『書』の楽しみ方を発見されたようです。これからもっともっと『書』に親しみ、いろいろな作品を創作してみて下さいね。きっと素敵なインテリアになりますよ!
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開催日 10月18日(土)
開催時間 13:00~14:30
場所 3F K・WEST(bayfmスタジオ)内
講師

大橋陽山