流山おおたかの森駅南口側からFLAPSの1Fへ。するとすぐ右側に、緑に囲まれた開放的なカフェスペースが長ーく奥へと続きます。
カジュアルな雰囲気と上質な寛ぎ感を併せ持つココでのイップクはあとのお楽しみに取っておくとして、まずはチョコレートクルージングといきましょう！

マットな質感の黒い壁に浮かびあがる、「HOTEL Chocolat」の文字。リゾートホテルのレセプションに似たカウンターを右手に見ながら黒壁をくぐるように入店すると、ときどきのイチ押しアイテムを展示する、中央にアイランドキャビネット。壁面には看板商品カテゴリー『セレクター』のために特別に誂えたという、ブランドロゴを貴族の紋章のように彫り込んだ重厚な棚をシンボリックに配しつつ、目が眩むほどたくさんのチョコレートが並びます。

「Our Wall of Chocolate」。そう、もはやそれは、幸せな “チョコレートの壁”。

黒褐色の『セレクター』の棚で肩を寄せ合うのは、コンセプトの「More Cacao Less Sweet」を叶える、砂糖ではなくカカオが主役のチョコレートたち。スウィートからビター、フルーティーからスパイシー、リキュールやアルコールをたっぷり入れたほろ酔い系に至るまで、味わいもさまざまなチョコレートが揃い、その数は優に100種類を超えるといいます。

中にはいろいろなアレンジを施された、四角くないユニークな板チョコレート『スラブ』（下写真・右）の姿も。素材合わせの妙はもちろん、ユニオンジャックやファブリックから着想を得たというデザインの面白さにもハッとさせられます。
旅するように、どうぞお好きなチョコレートをお選びください。

ガラスのショーケースに恭しく並べられる、ラグジュアリーなボンボンショコラやジャンドゥーヤも素敵だけれど、ここでは気になったモノを気の向くまま、自由に手に取ることが可能。
それでも規則正しく並ぶチョコレートたちは図書館の本のような知的なムードを漂わせ、このお店が英国発であることを、再び思い出させるのです。

『セレクター』はどれも、一つ880円。3個まとめると2,200円とお得になることですし、ご自宅用だけでなくお相手の個性に合わせて選び、ちょっとした贈り物に…
ちなみに流山おおたかの森S・C店の一番人気は、ダークチョコレートを使った『Dizzy Praline 70％（ディジープラリネ 70％）』（下写真・下段）。スウィートなフレーバーが人気の他店と比べ、“めまいがするほど魅惑的” という品名をもつこちらは、ちょっぴり大人なセレクションなのだそう。

さて、とっておきの贈り物は、“器” も大事。そんなときにはハレを大切にする日本のためにデザインを刷新したという、美しい箱入り・缶入りの『シグネチャーコレクション』や『ラグジュアリーコレクション』がお勧め。
蓋をあけた途端、カクテルパーティーが始まりそうな『ショコラティエズ テーブル』なんて華やかなアイテムもありますし、バレンタインやホワイトデー、イースターなどのシーズンイベント時には、特別なアソートや期間限定アイテムも登場。見逃せませんね☆

そしてチョコレートが決まったら、ホテルショコラならではの “食べられない” アイテムもご一緒にいかがですか？ それは・・・

カリブ海セントルシア島にあるホテルショコラ所有のカカオ農園の周辺で育った植物や、生産したカカオ由来の成分を使用する『RABOT 1745』のビューティー＆ウェルネスアイテムの数々です。
もともとユニセックスでのお作りですが、優しい香りと穏やかな使用感のハンドクリームやローションは、とくに男性のファンが多数。クラシカルなデザインのボトルやパッケージが男性のお宅にも、お洒落にカッコよく溶け込みます。

単なるチョコレートショップではないカカオライフスタイルブランド、ホテルショコラならではの品々を詰め合わせ、どうぞ大切なあの方へ・・・♡

併設のカフェは、余白を大きく取って約35席。
前面の広々としたスペースにはチェア＆テーブル席やベンチシート付きのテーブル席、寝転がれるくらい大きなベンチシートをショップの入口前に設えていますが、ショップ内を経由した左奥にも実は、ベンチシートでぐるりと囲まれた隠れ家的なテーブル席があります。

お子様づれの方にとくに嬉しい、広々ベンチシート。しかも、ショップ内もすべてそうなのですが、通路は「双子用のベビーカーでも通れるぐらい」の広さとあって、周りの方に遠慮することなくベビーカーが横づけできます。大きなマザーズバッグを下ろし、お子様と一緒にゆったり寛いで…♪

コーヒーやティーなどのご用意もありますが、ここはやはりホットかアイスが選べるショコラドリンクをチョイス！ 初心者のあなたはカカオ70％のチョコレートを使った定番の『クラシック70』からスタートし、深淵なるショコラドリンクの世界へと。
きっと次は『ダーク85』、その次は『ダーク100』…良質なカカオを使っているからこその “苦い” だけじゃないカカオドリンクの、きっと虜になってしまうことでしょう。

スウィートに癒されたいときにはカカオニブ入りのカカオアイスや、季節メニューが折に触れてお目見えする日本限定のサンデーに、どうぞ甘えてくださいね。

お子様をつれていなくても、ただでさえ荷物の多いショッピング合間のカフェタイム。荷物を置いてカカオ三昧の時間を過ごす没入感はそれだけで、なんだかとってもハッピーなのです。リゾートホテル見えするフォトスポットで写真を撮り、ハッピーキブンを仲間とシェア！

なお、環境に配慮し、カカオの香りをよりストレートに楽しめるよう、アイスドリンク用のストローは竹ストローを使用しています。

カフェでショコラドリンクに癒され、再びショップに戻ったところ、ショコラドリンクメーカー『ベルベタイザー』と出会ってしまいました。

「バリスタグレードの本格的な香りと味わい」という謳い文句もさることながら、クールでスタイリッシュなビジュアル。さらに聞けば、お手入れもラクラクなのだとか。
内部温度が上がっているときさえ本体が熱くならない、設計の確かさも魅力です。

世界中がお家時間の大切さを再認識することとなった、この頃。いつものコーヒー、紅茶、緑茶のローテーションの一角に、ショコラドリンクという選択肢を加えるチャンスは目の前です。

「ベルベット」から名前をもらって、『ベルベタイザー』。その名に違わぬ蕩けるような滑らかな舌触りがくれる安心感と、ドリンクとスウィーツのちょうど中間のような、そこはかとない満腹感。ますますの癒しをあなたのお家時間に運んでくれるに違いありません。

1，ミルク、（お好きな）専用チョコレートフレークの順に投入してスイッチON！
2，内部のウィスク（泡立て器）がゆっくりと回転し、同時にヒーターで加熱。音が小さくてちょっと驚き…　※撮影のため蓋を外しましたが、温度が下がるので実際には蓋はあけないで。
3，2～3分で出来あがり！
4，滑らかな仕上がりは、まさに「ベルベット」。どうぞごゆっくり・・・♪

専用のチョコレートフレークは現在、約15種類をご用意。まずは１杯分ずつ個包装になった『サシェ』であれこれ飲み比べをし、お気に入りを見つけて。最愛フレークはたっぷり７杯分の大容量パウチ（250g入）でお得に買い増しを♪

折に触れ、店頭でデモンストレーションを開催。このマシンの実力と、今まさに目の前で出来あがったドリンクの滑らかな舌触りを、ぜひご自身でお確かめください。

一日のスタートに、一杯のホットショコラドリンク ── 素敵過ぎます。

ホテルショコラはロンドンで、約30年前の1993年、当時まだ珍しかったオンラインショップというスタイルで誕生しました。「ホテルのような寛ぎ感と非日常感を味わって欲しい」というのが、その名の由来。
2006年には1745年に設立された自然豊かなカリブ海セントルシア島のカカオ農園『RABOT ESTATE』を購入し、チョコレートの原料であるカカオの栽培に着手。「より上質なカカオを育てること」に自分たちも “参画” したのです。
量は限られますが、現在、セントルシア産のカカオを使ったチョコレートも販売されています。

さらに2011年、セントルシア島内に設立したエコホテルにはカカオや島の豊かな自然を活用したスパを併設。そのスパで使われているビューティー＆ウェルネスアイテムを『RABOT 1745』として今、各店のショップでお客様にシェアしているというわけです。

ホテルショコラはカカオを取り巻くあらゆるモノを、結果として循環させることとなりました ── カカオのある暮らしを提案する「カカオライフスタイルブランド」という新機軸にホテルショコラが行きついた、コレがその物語のあらすじです。


さて、流山おおたかの森Ｓ・Ｃ店内の壁面の至るところに、英国らしいウィットに富んだメッセージが散りばめられています。これらはホテルショコラジャパン CEO・CO-FOUNDER、クリス・ホロビン氏のつぶやきなのだとか。ご来店の際、ぜひ探してみてくださいね！

1，We're committed to using nothing artificial, ever nature supplies all we need. （私たちは人工的なものを一切使用しないこと約束します。自然が必要なものをすべて供給してくれるのですから。）
2，Come in. Sit down. Kick back. （どうぞ。ゆったりくつろいで。）
3，A yawn is a silent scream for coffee. （あくびはコーヒーを求める静かな叫びです。）
4，Our laws? Nature's. （私たちの哲学？自然と共に。）

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箱のデザインやカフェメニューのサンデーの開発は、考え方と味覚が繊細な日本のスタッフに一任。カカオ栽培同様、国境を越えたワンチームで新しい挑戦をし続けるホテルショコラ。ホームである英国やさまざまなカカオの産地を旅する気分で足を運び、カカオの誘惑にのってみませんか？ きっと美味しくてハッピーな発見に、そこかしこで出会えるハズですから。

折しもバレンタイン、ホワイトデー、新生活のスタート…と、チョコレートの出番の多い季節です♪