温もり伝える木製ラックに整列するのは、植物由来の原料がベースの化粧水やオイルを満たしたボトル、色とりどりの固形石けん、設計からこだわったオリジナルのタオルなど。華美な装飾を一切省いたシンプルデザインが「お洒落」と好評のマークスアンドウェブですが、「日用品なので」—— 笑顔の店長はそう言って商品を丁寧に紹介してくれました。
本館 1F。西エスカレーターを挟んでフードメゾンと対面する区画の北側角に、天然製油の香りを漂わせつつ佇む、マークスアンドウェブ。植物の恵みを生かしたフェイス・ボディ・ヘアケアアイテムから生活雑貨までを扱う、日本生まれのデイリープロダクトブランドです。
ふと通りかかった際にも気になったものをすぐ手に取ることができるよう、通路側の棚には主力商品のフェイスケアアイテムが、香りをフックに種類別・シリーズ別に並べられて私たちを出迎えます。
ゼラニウム、マンダリン、ローズマリー、ペパーミント、カモミールにラベンダー。洗顔後、たっぷりと肌になじませたい「ハーバルウォーター」は、この6つの香りから選べますが、心を満たし、癒してくれるような繊細な花の香りがお好みならば、希少な精油を贅沢に使って仕上げたジャスミンやダマスクローズ(下写真・下)のシリーズをチョイス!
香りはマークスアンドウェブが大切にしている要素の一つ。ただそれはお洒落に纏う、ファッション的な意味合いではなく・・・
「お手入れの際、ふわっと立ちのぼる香りに包まれて、ほかならぬ、ご自身を癒していただければと」(店長)
マークスアンドウェブの商品を実際に肌にのせると、天然精油の香りが優しく鼻をくすぐるのです。
さて、定番以外に約2か月に一度お目見えする季節限定アイテムを、「楽しみにしている」とおっしゃるファンは少なくないはず。例えば、秋冬なら・・・
ユズ/ビワ葉のシリーズ(上写真)!
乾燥の気になる季節に嬉しい高保湿アイテムが揃うこの時期恒例の人気シリーズは、和柑橘の香りで日本ならではの季節感も楽しませてくれます。
それらの季節限定商品をはじめ、今一番注目してほしいアイテムをディスプレイする店内中央の棚は、折に触れてチェックしたいところ。この記事が公開される12月冒頭には、ギフトに最適なクリスマス限定の香り・カラーのアイテムが棚を温めていることでしょう☆
植物由来の成分を使ったアイテムというと、悩みを抱えたお肌ではいくぶん、もの足りなさを感じることがあるものですが、マークスアンドウェブでは安全性と環境性、有用性のバランスを満たすこと。そして、毎日惜しみなく使い続けられる価格であること。そんな理念のもとに、モノづくりを行っているのだそうです。
フェイスケアは、オイル・ミルク・ジェルの3つのテクスチャーが揃うクレンジングと、フォームか固形かを選べる洗顔料とで “洗い”、センシティブやモイスチャーも揃う化粧水と、エマルジョンやクリームなどで “潤す” のが基本形。まずは少量サイズのトライアルセットを利用して、自分の肌にしっくりくるモノを見つけてください。
さぁ、乾燥の季節の到来です! もともとお肌のカサカサにお悩みのある方は、“潤す” 工程に下段の『注目3品!』でも紹介している「ハーバルモイスチャーフェイスクリーム」(上写真・丸囲み)をセレクトするのが店長のお勧め。アボカド油、アルガンオイルなど5種類の植物油と3種のヒト型セラミドを配合した、マークスアンドウェブで最も保湿力の高いフェイスクリームです。
やはり『注目3品!』でも取り上げた顔用シートマスク、「モイスチャーハーバルマスク」を週1で挟みながら、木枯らしに負けないしっとりうるうるの冬肌を目指しましょう。
ちなみに、汗や皮脂によるべたつきが気になる夏場やフェイスケアにあまり馴染みのない男性には、さっぱりとした使用感の「グルーミングシリーズ」(上写真・下)がイチ押しなのだそう。
クールなグレーのラベルの品々は男性お一人住まいの部屋にも馴染みますし、パートナーの男性やお父様への贈り物に最適。ダンディなムードのシェイビングブラシなども狙い目です。
そんなダンディな商品を置く大人っぽい店構えのマークスアンドウェブですが、ベビーラッシュの流山では、出産祝いのギフトを求めて来店される方が少なくないそう。なぜかって?
ご覧ください。「ベビーニット シューズ」のこの可愛さを!
寒い時期には靴下の上に重ねて着用すれば、足元の冷えを予防してくれるそう。
写真のベージュとホワイトの2色展開。同色・同素材のハットとぜひお揃いで。
オーガニックコットンのビブやブナ材を使ったおもちゃなど、選択肢はほかにもいろいろありますが、ベビーギフトの一番人気は、「オーガニックコットン ラッピングタオル」(下写真・下)。入浴後の赤ちゃんをふきふきしながら頭だけ通してくるみ、脇のスナップを片手でパチンパチンと止めれば着用完了です!
パパママの利便性への配慮が光るのは、子育て経験者のパパママ社員のアイディアが存分に活かされているから、だそうですよ。
ギフトボックスのご用意もありますが、赤ちゃんにも使える無香料・泡タイプのボディウォッシュやマッサージに使えるオイル、オーガニックコットンのタオルなどと一緒に、ここならではのキャンバス地のバッグやポーチに詰めて贈るなんていかが?
マークスアンドウェブは、2000(平成12)年に東京で生まれました。以降、植物の恵みを最大限に生かして素材の力を引き出したアイテムを企画・開発し、現在に至ります。
滑らかな手触りの「マッサージウッド」、埃の付着や香りの揮発を予防する蓋が別売で揃うハンドメイドのキャンドル、ガラス容器入りタイプと分包が選べる入浴料、創業時からの定番商品「ハーバルオイル」、ブナ・オーク・バンブーの3種の木材で作った、静電気の起きにくい人気のヘアブラシ、そして、コロナ禍で新たに誕生したマスク用スプレーまで!
さまざまなモノが揃うブランドへと進化したマークスアンドウェブですが、創業の頃を知る方の中には、 “石けん” の印象を強くとどめている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず。マークスアンドウェブは、石けんや化粧品の製造を行う松山油脂株式会社の新規事業としてスタートを切ったのですから ——
石けんは今も松山油脂の墨田工場と富士河口湖工場で、伝統の “釜焚き製法” で作られているそうです。
創業時、「ハーバルウォーター」や「ハーバルオイル」とともにお目見えし、今でも定番アイテムとして人気の「ハンドメイドボタニカルソープ」(上写真)はやや大きめの、使い出のあるサイズ感。キブンによって使い分けたいあなたには、一部ミニサイズのご用意もあります。さらに・・・
石けん素地のチップを機械で丁寧に練り上げ(機械練り製法)持ちやすい丸型に整えた、手のひらサイズの「ハーバルマイルドソープ」(上写真・上)は素早く泡立ち、小さなコでも簡単に泡立てられて「お子様使用にはとくにお勧め」(店長)なのだとか。
そして、一番新しく登場した「モイスチャーフェイスソープ」(上写真・下)は名称の通り、マークスアンドウェブの固形石けんで最もしっとりとした洗い上がりの洗顔用石けんです。
同じシリーズでも製法や配合する植物オイル・植物エキスなどによって、洗い上がりはさまざま。使用感で選びたいあなたは、スタッフの方にどうぞご相談ください。無香料の石けんや、フォームタイプ・リキッドタイプの石けんも揃います。
“洗う” が注目されるようになった、ここ数年。肌を洗い、清潔にするところから全てのケアがスタートします。マークスアンドウェブ初心者のあなたは、このブランドのルーツともいえる石けんからハマってみるのもいいかもしれません。
人にも環境にも肌悩みにも、そしてお財布にも優しいのに、香りや使用感など、選ぶ楽しみにも事欠かない、アイテムいろいろ。暮らしに馴染むことを追い求めた結果、海外ブランドのようなミニマムデザインのお洒落なビジュアルまで身につけてしまった「日用品」が揃うマークスアンドウェブで、「洗って潤す」を、どうぞ惜しみなく、たっぷりと——
本館 1F
TEL:04-7196-6360